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落叶归根
sabunoriさんのブログで読んで是非観たいなぁと思っていた映画。
主人公の片割れが"死体"なので嫌だなと思う人もいるかもしれません。
このお話は深圳の工場で働く出稼ぎ労働者の老趙(趙本山)がお酒の飲み過ぎ(?)で死んでしまった同僚との約束を果たす為に遺体を彼の故郷へ連れ帰るまでの物語です。
おんぼろバスが走る田舎道は長閑で緑溢れる大地は美しく、映像の中の風景にまず惹きつけられました。
エピソードは結構シビア、それでもめげずに飄々と遺体を担いで旅を続ける老趙が良い味を出しています。
キャスティングは地味な映画の割りに豪華で疎い私でも知っている顔揃え。
広東語で観始めて、途中で気がついて國語に切り替えました。中国の映画だものね。
実は時間切れでまだ途中まで。ゆっくりと観るつもりです。


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趙本山は中国では有名なコメディアンだそうです。イーモウ監督の"幸福時光"が印象に残っています。
この映画は新聞に載った実話から構想を得たそうで、題名の"落叶归根"は"落葉帰根"、木から落ちた葉っぱが根に戻るように死んだら故郷へ帰るということらしい。
故郷。自分の生まれ育ったところ。家。家庭。想いはそれぞれ。

まだ最後の部分をきちんと見ていないのですが、長い道程を辿った先の故郷は廃墟でした。
ダムの底に沈むことになり、家族は既に転居した後だったのです。
連絡のない父に宛てた息子の書置き。途中で荼毘にふされてしまった遺骨は、それでも漸く家族の下へ戻って行くのでしょう。
心無い出来事の隙間には庶民の自然な思い遣りが垣間見えます。
中国の習慣や社会観、田舎の様子も観ていてなかなか興味深い映画でした。
by grandma-alice | 2011-02-16 12:14 | 本・映画・音楽 | Comments(2)
Commented by sabunori at 2011-02-20 23:36 x
grandma-aliceさん、ご覧になられたのですね!
中国ってやっぱり広いなぁとしみじみ感じられる作品でした。
故郷を出て働く中国人にとって故郷に対する思いというのは日本人より
はるかに深く強いのかもしれませんね。
一風変わったロ-ドムービーの中におっしゃるとおり中国の各地の
習慣や風習、社会観が垣間見えてよくできた作品だったと思います。
Commented by grandma-alice at 2011-02-21 00:44
sabunoriさん、こんばんは。
観ましたとも!というか、夜な夜な(笑)。
私が最初に調べたのは昆明(バスのフロントガラスに深圳→昆明って書いてあった)でした。雲南省なんですよ・・・・・・。目的地の重慶は北の成都の近くにありました。ハノイへ行くより遠い気がします^^;
sabunoriさんはこの辺り、旅行されていますよね。私、風景に圧倒されてしまいましたよ。しかも歩き倒そうとするその心根にも。
今は数多くの作品を観れないのでsabunoriさんの紹介されている映画はとても参考になっています。ありがとう~
シルバー割引が今から楽しみ!(涙)。
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